【品川再開発】「品川駅西口地区C地区」の計画概要と2026年春の現況



最近、品川駅西口地区A地区について取り上げましたが、今回はその北側に隣接する「(仮称)品川駅西口地区C地区新築計画」にスポットを当ててみたいと思います。

1. 品川駅西口地区C地区新築計画について 

現段階で公開されている情報は限られていますが、主要なスペックを整理しました。

外観パースとデザイン: 

[Shinagawa Redevelopment] Plan Outline and Current Status in Spring 2026 for the "Shinagawa Station West Exit District C Area"
外観パース(「品川駅西口地区のまちづくり」のHPより)
公開された外観パースからは、緩やかな曲線を描く低層部と、品川の空に映えるモダンなガラスファサードが印象的です。設計はアール・アイ・エー(RIA)が手掛けているとのこと。市街地再開発において豊富な知見を持つ同事務所らしい、周辺環境との調和が図られた意匠となっています。特に国道15号(第一京浜)沿いとの関係性や駅からの回遊性が飛躍的に向上しそうです。

建築計画概要 :

C地区は主に、高層ビルが建つ「C-1地区」と、広場機能などを有する「C-2地区」に分かれています。
項目 C-1地区 C-2地区
敷地面積 約16,180㎡ 約580㎡
延床面積 約186,900㎡ 約170㎡
主要用途 事務所、商業、住宅、産業支援(MICE) 集会場
階数 地下2階、地上30階 地上1階
建築物の高さ 約155m 約10m
着工時期 2026年度(予定)
竣工時期 2028年度(予定)

断面図:

[Shinagawa Redevelopment] Plan Outline and Current Status in Spring 2026 for the "Shinagawa Station West Exit District C Area"
断面図(港区のHPより)

配置図と周辺環境 :

[Shinagawa Redevelopment] Plan Outline and Current Status in Spring 2026 for the "Shinagawa Station West Exit District C Area"
配置図(港区のHPより)
配置図を確認すると、建物は第一京浜側に大きく開き、背後のプリンスホテルエリアとも緩やかに連携する構成です。
個人的には、敷地南側に隣接している「さくら坂」との関係性も気になるところです。この再開発によって坂道の風景やアプローチがどう変化するのか、現段階の資料だけでは判断がつきかねますが、注視していきたいポイントです。

2. 現地の様子:2026年春の記録 

[Shinagawa Redevelopment] Plan Outline and Current Status in Spring 2026 for the "Shinagawa Station West Exit District C Area"
写真1(運営人撮影)
2026年4月現在、現地を訪れると、先行して進んでいたシナガワグース跡地(A地区)の解体工事は完了しており、広大な空地が広がっていました。一方で、今回取り上げたC地区エリアの建物はまだ残っており、今後の本格的な着工に向けた「静かなる準備期間」といった趣です。 また、このアングルから見ると、写真右側(第一京浜側)から左側(高輪の台地側)へかけての傾斜が実によく分かり、改めてこのエリアの地形のダイナミズムを再確認することができました。

3. まとめ 

品川駅西口地区C地区の再開発は、単なるビルの建て替えに留まらず、品川駅周辺の都市機能を再定義する重要なプロジェクトです。リニア中央新幹線の開業を見据え、国際交流拠点としての役割を担うこの地が、今後どのように風景を変えていくのか。
「a&w log」では、建築・街づくりの視点から、この巨大プロジェクトの進捗を引き続き追いかけていきたいと思います。

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